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牽引性脱毛症
〜髪や頭皮へのダメージで起こる
脱毛症の症状・原因・治療方法について〜

女性の薄毛・FAGA・抜け毛治療

監修者情報

写真:院長 加来 信子(かく のぶこ)

院長 加来 信子(かく のぶこ)

経歴
1992年3月 島根医科大学(現島根大学医学部)卒業
1992年5月 島根大学医学部附属病院皮膚科入職
2001年6月 大手美容皮膚科 入職
2011年10月 脇坂クリニック大阪 入職(現Dクリニック大阪)
2023年11月 クレアージュ大阪 院長就任

牽引性脱毛症とは

牽引性脱毛症とは、髪の毛を強い力で引っ張り頭皮に負担がかかることで起こる脱毛症です。髪の毛が引っ張られることによるダメージや、血行不良が原因で髪が抜け落ちてしまいます。他の脱毛症と異なり、病気やウイルス、ホルモンバランスなどが関係ないのも特徴です。

牽引性脱毛症の原因と症状の特徴

牽引性脱毛症が起こる原因や症状の特徴についてみていきましょう。

髪が引っ張られることで起こる脱毛症

髪が引っ張られることで起こる脱毛症

牽引性脱毛症は髪の毛が引っ張られることで起こります。物理的に引っ張られて髪が抜けるだけでなく、頭皮にダメージが蓄積されることで血行不良を引き起こしてしまいます。その結果、髪に十分な栄養が届かず抜けやすくなってしまうのです。
牽引性脱毛症は放置したからといって進行する脱毛症ではありませんが、髪や頭皮への負担が改善されないと抜け毛はどんどん増えてしまうため、適切な対応を取る必要があります。

生え際や分け目が薄くなりやすい

牽引性脱毛症は髪を結ぶときに負担がかかりやすい、前髪の生え際や分け目が薄くなることが多いです。いつもポニーテールで髪を一つにまとめている方で、知らない間におでこが広くなっていたというケースはよくあります。また、分け目にも負担がかかりやすいため、髪をおろしたときに分け目が広くなったことに気づくケースも多いです。
髪を結んでいると薄くなったことに気づきにくいですが、知らない間に薄くなっていたということが多いため、気づいたら早めに対策をするようにしましょう。

女性に多いが年齢や性別に関係なく発症する

牽引性脱毛症は髪に一定の長さがあり、負担の大きい髪型の人に起こる脱毛症のため、年齢や性別に関係なく発症します。ただし、男性よりも女性のほうが髪を結ぶ人が多いため、発症率が高いといわれています。
また、中学生や高校生、大学生や20代女性など、若い世代でも牽引性脱毛症を発症するケースがあります。特に中学生や高校生は毎日髪を結ぶ方も多く、牽引性脱毛症を発症しやすいといえます。若い世代で牽引性脱毛症を発症してしまうと「このまま髪が生えてこないのでは」と不安になりがちですが、一人で悩まず早めに専門のクリニックで相談することが重要です。

牽引性脱毛症チェックリスト

<正常な抜け毛>

<乳白色の付着物>

<ひげ根>

牽引性脱毛症は毛根の状態を確認することで判断できます。
・毛根に付着物(白または乳白色)がある
・毛根の先がヒゲのようになっている
抜けた毛髪がこのような状態の場合は牽引性脱毛症の可能性があります。毛根の先についている白または乳白色の付着物は「毛包」と呼ばれ、髪を守る役割があります。無理に引っ張ると毛包ごと髪が抜けますが、自然に抜けた髪には毛包がついていません。また、髪が引っ張られたことで毛根の先が変形し、ヒゲのようなものがついているケースもあります。

牽引性脱毛症が進行するとどうなるの?

初期
中期
後期

牽引性脱毛症は知らない間に生え際が後退し、薄毛が進行しているケースがあります。症状に気づきにくいことが悪化する要因の一つともいえます。牽引性脱毛症は対策せずにダメージが蓄積され続けると毛根が再生不能に陥り、治療できなくなる場合もあるのです。牽引性脱毛症の症状が見られたら早めにクリニックを受診し適切な治療を受けましょう。

<初期>

牽引性脱毛症の初期は抜け毛が少し増える程度のため、自覚症状はほとんどありません。しかし、抜け落ちる毛髪には毛包(毛根の先についている白や乳白色のもの)がついていたり、毛根の形が変形したりしているため、抜けた毛の状態はしっかりと確認しておきましょう。

<中期>

牽引性脱毛症の中期になると、少しずつ生え際や分け目が薄くなっていることに気づきます。このタイミングで牽引性脱毛症を自覚する方もいらっしゃいます。

<後期>

牽引性脱毛症の後期では、生え際や分け目など負担の大きい部分の毛髪が大量に抜け落ちてしまいます。よほど放置しなければこの段階まで進行することはありませんが、気づいた時点で早めに対策するようにしましょう。

こんな人は要注意!牽引性脱毛症になりやすい人

牽引性脱毛症がどのような方に発症しやすいか見ていきましょう

ポニーテールや三つ編みなど髪をきつく結んでいる人

ポニーテールや三つ編みはヘアスタイルが崩れないよう、髪をきつく結んでしまいます。しかし、強く引っ張られた状態が続くと髪は抜けやすく、頭皮にも負担となるため牽引性脱毛症を引き起こす原因になるのです。また、物理的な負荷によって髪が無理に抜けると毛根の細胞にもダメージを与えてしまいます。ヘアアレンジを楽しむ人ほど頭皮への負担は大きくなるため、牽引性脱毛症の可能性が高まってしますのです。

ポニーテールや三つ編みなど髪をきつく結んでいる人

エクステをつけている人

エクステ(ヘアーエクステンション)は髪を長くしたり差し色を入れたりできる付け毛や編み込みの施術のことです。エクステは地毛と三つ編みにしてゴムで強く結んだり、大量の毛束を使用したりするため、髪や頭皮に負担がかかってしまいます。その結果、牽引性脱毛症を引き起こしてしまうのです。また、エクステを編み込んでいる部分には汚れが溜まりやすく頭皮トラブルにも注意しなければなりません。エクステを付ける場合は付け方や付ける量にも気をつけましょう。

エクステをつけている人

ヘアアイロンを使っている人

ヘアアイロンは髪に熱を加えることで、ストレートやカールなどさまざまなアレンジを楽しめます。しかし、ヘアアイロンには牽引性脱毛症を引き起こす要因があるため注意が必要です。
・髪表面のキューティクルを乾燥させる
・髪内部のタンパク質を変性させ髪の形状を変える
・髪のバリア機能が熱によって脆くなり、髪内部の成分が流れ出しやすくなる
また、髪を挟んで引っ張ることで髪や頭皮へのダメージにも繋がるため、ヘアアイロンが牽引性脱毛症を引き起こす可能性があることは覚えておきましょう。

ヘアアイロンを使っている人

牽引性脱毛症の隠し方

牽引性脱毛症は前髪の生え際や分け目が薄くなっていくため目立ちやすいです。ここでは牽引性脱毛症になってしまった場合の一時的な対処法についてお伝えします。

ヘアアクセサリーや帽子を使う

薄毛を隠すコスメにヘアライナーやパウダーなどがあります。髪の毛の薄い部分に使用することで、地肌に色が付き薄毛が目立たなくなるのです。メイク落としやお湯で落ちるものもあり、手軽に使えて便利なのも特徴といえます。ペン型のヘアライナーはポーチに入れて持ち運べるため、いつでも簡単に薄毛を隠すことが可能です。

ヘアライナーで隠す

薄毛を隠すコスメにヘアライナーやパウダーなどがあります。髪の毛の薄い部分に使用することで、地肌に色が付き薄毛が目立たなくなるのです。メイク落としやお湯で落ちるものもあり、手軽に使えて便利なのも特徴といえます。ペン型のヘアライナーはポーチに入れて持ち運べるため、いつでも簡単に薄毛を隠すことが可能です。

ウィッグをかぶる

牽引性脱毛症はウィッグをかぶって隠すことができます。ウィッグは頭部全体を覆うものだけでなく部分的に隠せるものもあるため、ヘアスタイルや好みに合わせて使用できます。髪色やデザインも多岐にわたるため、おしゃれを楽しむ感覚で使ってみるのもよいでしょう。

牽引性脱毛症を改善する5つの方法

牽引性脱毛症を改善するためには髪や頭皮への負担を減らすことが重要です。まずはご自身の生活を見直し、できることから取り組んでみてください。ここでは牽引性脱毛症を治すための5つの方法をご紹介します。

毎日ヘアスタイルを変える

牽引性脱毛症は日常的に髪をきつく結ぶことで起こりやすいです。ポニーテールやお団子ヘアなど、毎日同じ髪型の方は同じ部分にダメージが蓄積してしまうため、意識的に髪型を変えるようにしましょう。
・髪をおろす
・分け目を変える
・ヘアアイロンの使用頻度を少なくする
など、できることから始めてください。

髪と頭皮を休ませる

ヘアスタイルを変えるのと同様、髪と頭皮を休ませることは牽引性脱毛症の改善に効果が期待できます。帰宅後は髪をおろす、髪を結ぶときはゆるめに結ぶなど、髪や頭皮への負担を減らしましょう。

髪や頭皮に負担の少ないヘアスタイルにする

牽引性脱毛症は髪を引っ張ることが大きな原因です。そのため、髪を引っ張らない髪型にすることは牽引性脱毛症の改善にも効果的といえます。例えば、パーマをかければヘアセットはワックスやムースを揉み込むだけになるため髪や頭皮への負担がほとんどありません。ヘアアイロンも使用しないため髪へのダメージも少なくすみます。

頭皮マッサージをする

髪や頭皮が引っ張られると血行不良を引き起こし、髪に栄養が届かないことで抜けやすくなってしまいます。頭皮マッサージは血流を促すことができるため、牽引性脱毛症の予防にもなるのです。押す・こする・もむなどを組み合わせて頭皮全体をしっかりとマッサージしましょう。1回1〜3分、1日3回を目安に取り入れてみてください。

クリニックで相談するのもおすすめ

牽引性脱毛症はセルフケアでも対策できますが、抜けてしまった部分が気になる方はクリニックで相談するのもおすすめです。抜けた毛が生えてくるか心配、髪を早く生やしたいという方は、まずは専門のクリニックで相談してみましょう。

女性に多い牽引性脱毛症は
クレアージュ大阪までご相談ください

牽引性脱毛症は髪を結ぶことの多い女性に起こりやすい脱毛症です。当院は女性専門の薄毛治療クリニックのため、牽引性脱毛症の患者様に対して数多く施術を行ってきました。これまで培ってきた経験や知識から、患者様の状態や体質などに合わせた治療をご提案できますので、まずは当院までお気軽にご相談ください。治療が必要かわからない、治療を受けるかまだ決めていないという方でも、当院のカウンセリングは無料ですのでぜひご活用ください。

監修者情報(サイト内監修・ページ監修)

写真:顧問医師 浜中 聡子

顧問医師浜中 聡子

経歴
北里大学医学部卒業
北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了
北里大学東病院精神神経科
北里大学病院救急救命センター
亀田総合病院精神科
国際医療福祉大学熱海病院精神科・講師
2009年10月 AACクリニック銀座院長
2017年3月 Dクリニック東京 ウィメンズ
(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)院長に就任
2018年2月 クレアージュ大阪(旧Dクリニック大阪 ウィメンズ)顧問医師に就任
2020年11月 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)院長に就任

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