診療予約はこちら 診療予約はこちら
電話で予約する 電話で予約する

女性の脱毛症〜6種類の脱毛症の特徴・対策・セルフケアについて〜

女性の薄毛・FAGA・抜け毛治療

こんな症状に心当たりは?

  • 抜け毛が増えてきた
  • 頭皮が脂っぽい
  • ヘアスタイルがうまく決まらない
  • 地肌が透けて見える
  • 髪の毛が昔より細くなった

女性の薄毛は原因が多岐に渡りますが、その中でも多いのが「ホルモンバランスの乱れ」「血流悪化」「頭皮トラブル」です。特に加齢によって女性ホルモンが減少し、抜け毛に悩むようになった方は多くいらっしゃいます。女性の薄毛は原因を特定し、適切な治療をすることが重要です。

女性なのに脱毛症が起こるのは
どうして?

「薄毛=男性特有の悩み」だと思っている方は多いかもしれません。しかし、最近は女性で薄毛に悩んでいる方も多く、市販のヘアケア用品なども多数販売されています。では、なぜ女性なのに薄毛になるのでしょうか。女性の薄毛が起こる原因や髪の変化についてお伝えします。

女性の薄毛の原因は1つではない

女性の薄毛の原因として、主に下記の5つが挙げられます。

①ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモン「エストロゲン」は、ハリ・コシのある髪の毛を作るサポートをします。加齢によってエストロゲンの分泌量が減少すると、髪の毛が細くなり、抜け毛が増えたり薄毛になったりとさまざまな髪のトラブルを引き起こします。

②頭皮の血流悪化

頭皮の血流が悪くなることで、髪の毛の成長に欠かせない栄養分が行き届かなくなり、抜け毛が増えたり発毛スピードが停滞したりします。

③ストレス・生活習慣の乱れ

ストレスが溜まると自律神経に影響を及ぼし、血管を収縮させたりホルモンバランスの乱れを引き起こしたりします。また、髪の毛を作り出す能力が低下してしまい、結果として抜け毛が増えてしまうのです。さらに、偏った食生活・睡眠不足・貧血・過度なダイエット・喫煙などの生活習慣の乱れも髪の毛の成長を妨げてしまいます。

④誤ったヘアケア

清潔な頭皮を保つことは重要ですが、シャンプーのしすぎは必要な皮脂まで奪ってしまい、頭皮の乾燥を引き起こしてしまいます。また、カラーやパーマなどのダメージが蓄積することで薄毛を発症するケースもあります。

⑤鉄欠乏症

鉄分不足は日本人女性に多くみられます。鉄分はハリ・コシ・ツヤのある髪の毛を作る重要な成分のため、鉄分不足に陥ると健康的な髪の毛が作られなくなってしまいます。

加齢による髪の毛の変化

女性の髪の毛は年齢を重ねるごとにさまざまな変化が起こります。加齢による髪の変化はある程度仕方ない部分もありますが、治療によって改善されることもあるため、一人で悩まずまずは女性の薄毛治療専門クリニックにご相談ください。

女性に多い脱毛症は6種類

  • びまん性脱毛症
  • 分娩後脱毛症(産後脱毛症)
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症
  • 脂漏(しろう)性脱毛症
  • 牽引性脱毛
  • 円形脱毛症

女性に多い脱毛症は主に6種類です。それぞれ原因や対処法が異なるため、まずはご自身の脱毛症がどれに当てはまるのか確認しましょう。

びまん性脱毛症

  • 髪の毛が細く短くなる
  • 髪の毛のボリュームが減る
  • 分け目が目立つようになる
  • 地肌が透けて見えるようになる
  • 抜け毛が増える
  • ヘアスタイルがなかなか決まらない

これらはびまん性脱毛症の初期症状です。びまん性脱毛症は急激に抜け毛が増えるのではなく、徐々に髪質が変化して抜け毛が増えていきます。「いつの間にか髪の毛が薄くなった」と感じる方が多く、気づいたときにはびまん性脱毛症が進行していたというケースがほとんどです。また、びまん性脱毛症は一部分が薄くなるのではなく、頭部全体が薄くなっていきます。ボリュームが減ることで髪型が決まりにくくなり、頭皮が透けて見えたり分け目が目立ったりと、見た目にも大きな影響を与えてしまうのが特徴です。

原因

びまん性脱毛症の主な原因は女性ホルモンの減少です。特に更年期前後はホルモンバランスが大きく変化するため、その頃にびまん性脱毛症を発症する方が多くいらっしゃいます。しかし、最近では20代などの若い女性がびまん性脱毛症を発症するケースもあり、年齢だけが原因とは言えません。不規則な生活習慣、過度なダイエット、ストレス、誤ったヘアケアなどもびまん性脱毛症を引き起こすきっかけと考えられています。

FAGA(女性男性型脱毛症)も含まれる

FAGAは男性に多い脱毛症「AGA(男性型脱毛症)」の女性版を指します。びまん性脱毛症の一種で、頭部全体の髪の毛が薄くなっていくのが特徴です。女性ホルモン分泌量が急激に減少して脱毛が起こっている場合、FAGAと呼ばれます。

びまん性脱毛症について

分娩後脱毛症(産後脱毛症)

分娩後脱毛症は産後抜け毛とも呼ばれ、多くの女性が悩まれています。出産してから2〜3ヶ月経った頃に生じ、半年〜1年ほどで落ち着くことが多いです。発症時期や症状の程度には個人差がありますが、ドライヤー時の抜け毛や排水溝に溜まる髪の毛の量などから産後抜け毛に気づくケースが多いといえます。

原因

妊娠中には女性ホルモンの分泌量が増加します。女性ホルモンには髪の毛の成長をサポートし、抜け毛を減らす働きがあるため、妊娠中の髪の毛は成長を続けるのです。しかし、出産後は女性ホルモンの分泌量が通常の値に戻るため、妊娠中に成長していた髪の毛が抜け落ち、一時的に抜け毛が増加してしまいます。これが分娩後脱毛症の発症メカニズムです。

産後の抜け毛治療・
対策についてはこちら

粃糠(ひこう)性脱毛症

粃糠(ひこう)性脱毛症は大量のフケが毛穴を塞ぎ、炎症が起こることで生じます。全体的に薄毛になっていき、頭皮のかゆみやパラパラとした乾いたフケを伴うのが特徴です。

原因

粃糠(ひこう)性脱毛症は頭皮トラブルが原因で起こります。特にシャンプーやヘアケア剤などが肌に合っていないと、頭皮環境が乱れフケの大量発生につながるのです。また、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しも原因の一つとして考えられているため注意しましょう。なお、お肌が敏感な人は頭皮も敏感なことが多いため特に気をつけてください。

脂漏(しろう)性脱毛症

脂漏(しろう)性脱毛症は塞がれた毛穴が炎症を起こすことで生じる脱毛症です。稀にしか起こらない脱毛症ですが、治療しなければ脂漏性皮膚炎を発症し、激しいかゆみや痛みが生じるケースもあります。

原因

脂漏(しろう)性脱毛症は、皮脂の過剰分泌が原因で生じます。皮脂が毛穴を塞ぎ、炎症を起こすことで抜け毛が増えるのです。皮脂の分泌量を増やさないためには、規則正しい生活や油分・刺激の多い食事を避けることが大切です。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、前髪の生え際やこめかみなど、髪を結んだときに負担がかかる場所が薄くなっていく脱毛症です。

原因

牽引性脱毛症は、頭皮への負担が原因で起こる脱毛症です。いつも同じところで髪の毛を結ぶと、髪の毛が長期間引っ張られてしまい、頭皮に負担がかかってしまいます。牽引性脱毛症を防ぐためには髪の毛をできるだけ引っ張らないようにしたり、ヘアスタイルを変えたりすることが大切です。

円形脱毛症

円形脱毛症はある部分だけ円形に髪の毛が抜け落ちる脱毛症です。1箇所〜複数箇所抜けることもあり、重症になると全身の毛が抜けることもあります。軽度のものは自然治癒することが多いですが、脱毛範囲が広かったり長期間脱毛が続いたりしている場合は治療を受けるほうがよいでしょう。

原因

円形脱毛症の原因はストレスといわれてきましたが、近年は自己免疫疾患の可能性が高いと考えられています。体内の免疫機能が毛包を異物だと認識して攻撃してしまうのです。円形脱毛症は放置していても治ることが多いですが、進行する可能性もあるためクリニックを受診するほうがよいでしょう。

女性の脱毛症〜治療と対策〜

クレアージュ大阪では、内服薬・外用薬・サプリメントを組み合わせて女性の薄毛治療を行います。

内服薬

女性の薄毛治療で処方する内服薬は「ミノキシジル」です。ミノキシジルには血行を促進する働きがあり、髪の毛に栄養素を行き渡らせることで発毛を促進します。

外用薬

女性の薄毛治療には外用薬の「ミノキシジル」も使用します。内服薬と同様髪の毛に栄養を届けることで発毛を促しますが、内服薬よりも緩やかに作用するため、その分副作用も起こりにくいという特徴があります。

サプリメント

当院で処方するサプリメントは【CS】【VZ】【VCG】【IF】の4種類です。内服薬や外用薬の効果を高める【CS】【VZ】、老化を防いで抜け毛を減らす【VCG】、産後抜け毛を改善する【IF】などを患者様に合わせて処方します。

薄毛サプリメント治療はこちら

女性の脱毛症〜セルフケア〜

女性の脱毛症は治療だけでなくセルフケアも重要です。押さえておきたいセルフケアを3つご紹介します。

頭皮を清潔に保つ

いくらクリニックで処方される薬を使用していても、頭皮に汚れが溜まっていたり、フケが出ていたりすれば薬の効果は半減してしまうでしょう。髪の毛が生える土台となる頭皮は清潔に保ち、しっかりと保湿するようにしてください。シャンプーは洗浄力が強すぎると皮脂を取りすぎてしまい、かえって頭皮環境を悪化させてしまいます。シャンプーは洗浄力が穏やかなアミノ酸系のものを使用しましょう。

また、頭皮の健康のためには日傘や帽子で頭皮を日焼けから守ることも大切です。

栄養バランスのとれた食事

髪の毛に十分な栄養を届けるためには、食生活にも気を付ける必要があります。基本的にはバランスの良い食事を摂ることが重要ですが、特に下記の5つの栄養素を取り入れるようにしましょう。

①たんぱく質
たんぱく質は髪の毛の主成分です。臓器や神経などもたんぱく質で成り立っているため、たんぱく質の摂取量が少ないと髪の毛にまで行き渡らず、薄毛を引き起こしてしまいます。髪の毛にしっかりとたんぱく質を届けるためにも、肉や魚などを積極的に食べるようにしましょう。

②亜鉛
亜鉛は髪の毛の主成分であるたんぱく質を、効率よく体内に取り入れるために重要な栄養素です。ブロッコリー、牛肉(赤身)、高野豆腐、牡蠣などを食事に取り入れましょう。

③鉄分
鉄分が不足すると健康状態に影響が出るだけでなく、髪の毛が細く薄くなってしまうといわれています。ほうれん草やひじきにも鉄分は含まれますが、鉄分量が豊富なレバーを食べるのもおすすめです。

④ビタミン類
ビタミン類は薄毛を防ぐさまざまな効果を持っています。
・ビタミンA:お肌の生まれ変わりを促し健康的な頭皮の状態を維持する
・ビタミンB群:皮脂が過剰に分泌されるのを抑制する
・ビタミンC:ハリ・ツヤのある髪の毛に導く
・ビタミンE:頭皮の老化を防ぎ健康な状態を維持する
・ビタミンH(ビオチン):髪の毛や頭皮の健康をサポートする

⑤大豆イソフラボン
イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをすることで、男性ホルモンを抑制して薄毛を防ぎます。

生活習慣の改善

・過度なダイエット
・栄養バランスの偏った食事
・過度な飲酒
・タバコ
・睡眠不足
・ストレス
上記のような生活習慣は髪の毛に栄養が行き渡らなくなり、薄毛を引き起こしてしまいます。健康のためにも、髪の毛のためにも、生活習慣を整えるようにしましょう。

女性の脱毛症にお悩みの方は
クレアージュ大阪までご相談ください

女性の薄毛にはさまざまな種類があり、原因も多岐にわたります。女性の薄毛を改善するためには原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。薄毛に悩む女性は年々増えており、決して恥ずかしいお悩みではないため、お一人で抱え込まずまずはお気軽に当院までご相談ください。患者様の薄毛の原因を特定し、お一人おひとりに合った治療方法のご提案をさせていただきます。

監修者情報(サイト内監修・ページ監修)

写真:顧問医師 浜中 聡子

顧問医師浜中 聡子

経歴
北里大学医学部卒業
北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了
北里大学東病院精神神経科
北里大学病院救急救命センター
亀田総合病院精神科
国際医療福祉大学熱海病院精神科・講師
2009年10月 AACクリニック銀座院長
2017年3月 Dクリニック東京 ウィメンズ
(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)院長に就任
2018年2月 クレアージュ大阪(旧Dクリニック大阪 ウィメンズ)顧問医師に就任
2020年11月 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)院長に就任

無料カウンセリング・
初診予約はこちら

Contact

JR大阪駅 西口改札より徒歩約5分

〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-3-20
明治安田生命大阪梅田ビル22階